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南アフリカで飛び込み取材! 今回の郷土菓子は「マルヴァ・プディング」♪

【day】200日目
【route】ケープタウン


例のごとく、「現地で、現地の人々と、一緒に郷土菓子を作る」取材を目指して、南アフリカの首都の一つ、ケープタウンを練り歩く私たち。

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・・・が、ここまで、エチオピア→ ケニア→ ウガンダ→ ルワンダ→ タンザニア→ 南アフリカと、アフリカ大陸縦断の旅を続けてきましたが、私たちが確認した限り、パティスリーらしいパティスリーはほとんどない…!

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しかし、それもそのはず。地元の人々の様子を観察していると、ポテトチップスをはじめとするジャンクなスナックが、圧倒的な人気を誇っているのです(経済的な問題も大きく影響していると思われますが…)。

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それはそれで現実なので悩ましいところだけど、いずれにせよひたすら歩いて、自分たちが求めているものを探すしか術はなく……あてもなく、ケープタウンの街を隅から隅まで探索します。

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すると、ここまでの約2カ月に及ぶアフリカの旅の中で、見たこともないような立派なパティスリーを発見! ショーケースには、見た目にもしっかりと作り込まれているのがよくわかるスイーツが、ずらりと並んでいます。

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しかも、南アフリカを旅する前に下調べして、ずっと気になっていた郷土菓子「Malva Pudding/マルヴァ・プディング」も見つけることができましたー!


イギリス連邦の国々では、イギリス発祥の「Pudding/プディング(“蒸し料理”の総称) 」が、各地でそのカタチを少しずつ変えながら、独自の郷土料理・郷土菓子として定着してきました。

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例えば、中米・ジャマイカ。

サツマイモとヤムイモをベースにした「Potato Pudding/ポテト・プディング」は、今やジャマイカを代表する郷土菓子です。

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 ※ 詳しくは↓コチラの記事へ
*世界の郷土菓子* ジャマイカの「Pudding/プディング」


ちなみにこのポテト・プディングは、ジャマイカで、現地の方と一緒に作ることに成功しました!

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 ※ 詳しくは↓コチラの記事へ
《SWEETS TRAVEL BOOK》Vol.5 ジャマイカの郷土菓子・コーンミール ポテトプディング


そして、ジャマイカと同様にイギリス連邦加盟国である、ここ南アフリカでも、やはり「Pudding/プディング」は独自の発展を遂げ、そして今やこの国の郷土菓子として定着しているのが「Malva Pudding/マルヴァ・プディング」なのだそうです。

やっとこさ発見することができたパティスリー。そして、やっとこさ出会えたマルヴァ・プディング。これはもう、是が非で一緒に作らせてもらうしかない!…と決意した私たち。

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……しかし、治安の問題でものすご~く警戒して過ごしていたことから、結果として、現地の人々とのコミュニケーションが極端に少なかった、ここまでの南アフリカの旅。

他の国や地域では、数週間過ごして、なんとなく現地の方のペースに慣れてくる…といったケースが多かったのですが、南アフリカではそれがまったくと言っていいほどできていないわけで、、、


そんな背景もあって、ビクビクしながら店員さんに声をかけた私たち。

「南アフリカの郷土菓子といえば?」

「このお店で一番の人気スイーツはどれ?」

・・・などなど、例のごとく、ジャブからスタートして徐々に距離を詰めていきます。


ちなみに数少ないチャンスの中で、南アフリカの人々、特に黒人の方々と接してきて感じたのは、とっても陽気な国民性だということ。

ここまで訪ねてきた他のアフリカの国々と比較すると、圧倒的な経済大国(貧富の差は大きいけれど)なので、その部分の余裕が、私たちにそう感じさせたのかもしれません。

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そのため、私たちの当初の不安を余所に、興味深げにこちらの質問に耳を傾けてくれ、どんどんと会話も弾んでいきます。


そして機をみて、ついに本題へ・・・

「ここで、南アフリカの郷土菓子を、一緒に作らせてほしい!」

・・・すると、どんなビックリ顔をされるかと思いきや、「OK!オーナーに聞いてようか~」と、拍子抜けするくらい、さらりと第一関門を突破!


……でも、わかってますよ。次に待ち受けるオーナーの壁こそが最難関だということは。なんてったって、これまで立ちはだかってきた世界各地のオーナーのおかげで、数え切れぬほどの苦汁をなめてきましたから…!

特に印象的だったのは、南米・ブラジルでの突撃取材の失敗、、、

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 ※ 詳しくは↓コチラの記事へ、、、
やっぱりカントリーサイドが好き、フォス・ド・イグアス。


そんなわけで、こういうときは決まって、これまでの敗戦の記憶が鮮明に蘇ってくるので、「もし断られても凹まないこと!」…と、二人で呪文のように唱え続けます。


・・・が、いざオーナーと対面すると、「OK!それじゃあ、ちょうど仕込みをしてるはずだから、明日朝一でおいでよ~」と、またもや拍子抜けするくらい、さらりと第二関門を突破!

……でも、わかってますよ。日を改めると、大体ブッチされるということは…!


・・・どこまで疑心暗鬼なんだよ、と自分たち自身にツッコミを入れつつ、ただ、あくまで油断はせず、でも、どうしたって高まる期待を必死に抑えながら、翌朝、開店前のパティスリーへと向かいました。

すると、そこで待ち受けていたのは・・・

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・・・昨日、私たちの世話を焼いてくれた店員さ~ん!
(こんなに仲良くなったのに、名前を聞くのを忘れてしまったという失態…)

「待ってたわよ~」と、まだ早朝だというのに相変わらずの陽気さで迎え入れてくれ、そして・・・

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・・・ついに、厨房へと辿り着くことができました…!

アフリカを旅して約2カ月……ここまで長かった(泣笑

しかも、一緒に作らせてもらえるのは、私たちの目当てだった「マルヴァ・プディング」(感涙


・・・というわけで、一緒に作らせてもらった様子を、まずは写真でチラ見せします!

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北アフリカを除いて、郷土菓子自体がそもそもそんなに多く存在するわけではないアフリカ大陸で、半ば諦めかけていた「現地で、現地の人々と、一緒に郷土菓子を作る」取材。

ただ旅するだけでも、身心共に相当なタフさが求められるアフリカですが、ここまで粘って南下して来て本当によかったと、しみじみ、、、
 

この取材の詳細は、夫・ひでつぐが『SWEETS TRAVEL BOOK』にて公開しますので、どうぞお楽しみに♪

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4 thoughts on “10度目の突撃取材に成功! 南アフリカのケープタウンで郷土菓子作り♪

    • 五十嵐さん

      ありがとうございます!

      これからもよろしくお願い致します♪

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