ジャマイカで飛び込み取材! 今回の郷土菓子は「コーンミール・ポテトプディング」♪
【day】71〜72日目
【route】キングストン→オーチョ・リオス
前回の「旅の日記」に綴ったとおり、ジャマイカの首都・キングストンに滞在した私たち。
「世界の郷土菓子」の記事にまとめたとおり、いくつかのパティスリーを訪ねると、ジャマイカの人々にとってプディングが、いかに欠かせない存在かということがよくわかりました。
これは必ず、現地の方と一緒にプディング作りをするしかない!…と、取材に燃える私、旅するパティシエでしたが・・・
・・・大都会キングストンでは突然やって来た日本人に対して、どのお店もなかなか冷たい反応でして…。どうも一緒に郷土菓子を作らせてもらえるような関係性を、短期間で築けそうな雰囲気はありません、、、
さてさて、どうしたものか…と半ば諦めかけていたとき、ふと、以前ジャマイカを訪れたことのある友人が、料理好きのフレンドリーなオーナーがいるゲストハウスについて、私に話してくれたことを思い出しました。
これまでの経験上、確かに突撃取材のハードルが高いパティスリーよりも、アットホームなゲストハウスに出会うことさえできれば、それに越したことはありません。
なんといっても、ゲストハウスでの郷土菓子レッスンといえば、パラグアイやチリでの成功体験が思い出されます!
《SWEETS TRAVEL BOOK》Vol.2 パラグアイの郷土菓子
《SWEETS TRAVEL BOOK》Vol.3 チリの郷土菓子
友人が教えてくれたゲストハウスがあるのは、ジャマイカ北部にあるオーチョ・リオスという街。南部のキングストンからは85kmと、なかなか遠い道のり……しかし、わずかな可能性に賭けて、これはもう行くっきゃない!
・・・というわけで、「ナッツフォード・エクスプレス/Knutsford Express」というバス(片道一人JA$1,750 ≒¥1,400)に乗って、オーチョ・リオスへと出発しました。
そして、到着したオーチョ・リオスの風景がこちら!
ブルー・マウンテンから流れる水が無数の滝となって注ぎ込むオーチョ・リオスは、ジャマイカらしい風景が残る町といわれ、国内外問わず人気のリゾート地となっています。
・・・しかし、残念ながら私たちには、のんびりとリゾートライフを楽しむ時間もお金もありません(笑)。ここにやって来た目的はただ一つ、ジャマイカのプディングの作り方を、ジャマイカ人から伝授してもらうこと!
…というわけで、やって来ました! 目的地の「ティナズ・ゲストハウス(Tinas Guest House)」へ!
宿というよりも、個人宅の空き部屋を開放している、Airbnbのようなタイプのゲストハウス。
お部屋はこんなカンジで、一泊一室US$30 ≒¥3,300(やっぱりジャマイカの物価は高い…!汗)。
そして出迎えてくれたのは、オーナであるマイケル(Michael)さん&バーバリー(Beverly)さんご夫妻!
このお二人、ゲストハウスの運営だけではなく、マイケルさんはレゲエ・ミュージシャン、バーバリーさんはラスタモチーフのミサンガを製造&販売しているという、さすがジャマイカ!…なラスタファリアンのご夫婦。
そして、友人の情報通りとても気さくなお二人は、キングストンからはるばる郷土菓子作りを目指してやって来た私たちの想いを知ると、快く引き受けてくれたのでした!
実際に郷土菓子作りを教えてくれたのは、料理好きのバーバリーさん。市場での買い出しまで同行させてもらうことができました♪ 日本人だけで行けば単なるカモでしかないので、これだけでもとっても貴重な体験です!
そして、今回一緒に作らせて頂いたのが、「コーンミール・ポテトプディング(Cornmeal Potato Pudding )」というジャマイカの郷土菓子。
例のごとく、一緒に作らせてもらった様子を、チラ見せ致します!
まさかまさかの、調理に薪火を使うという、野性味あふれる郷土菓子!!笑 しかし、ここにこそ、ジャマイカのポテトプディングの美味しさ&おもしろさのヒミツが詰まっていたのでした!
この取材の詳細は近日中に、夫が誌面(SWEETS TRAVEL BOOK)にまとめますので、どうぞお楽しみに♪
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*世界一周の旅を経て、
お菓子ブランドをスタート!
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二人の行動力に脱帽です!!
ありがとうございます!
紹介してくれた友人と、ゲストハウスのファミリーにも感謝!