アルゼンチーナは、ドイツ由来の菓子パンが大好き!?
アルゼンチンではパンの種類が豊富で、特に菓子パン全般のことを「ファクトゥーラ/Factura 」と呼び、朝食やオヤツとして頻繁に食べられています。
その中で、代表的な菓子パンを見つけました!
今回紹介するのは、アルゼンチン風クロワッサン「Medialuna /メディアルナ」。
ブエノスアイレスのベーカリーでは必ずと言ってよいほど目にするこのパン。初めはクロワッサンかな?…と思ってましたが、店員さんに聞いてみたところ、アルゼンチンの代表的な菓子パンの一つなのだとか。
「メディアルナ」とは、スペイン語で「三日月」の意味。パンのカタチがそのまま名前の由来となっています。
ひと口にメディアルナといっても、色々な種類があるのですが、まずは、その中でも最も代表的な「メディアルナ・マンテカ/Medialuna Manteca」(一個 $10 ≒¥80)をトライ。
「マンテカ」=「バター」をたっぷりの使ったタイプのメディアルナです。
見た目はあくまでもクロワッサンにソックリなのですが、実際に食べてみると…
ふんわり、しっとりしていて、ほんの少し甘い…クロワッサンのようにパリパリとした層にはなっていないのです!
ほんのり甘いだけなので、中に甘いクリームを入れたり、サンドイッチ用に使われたりもするのだとか。
他にも、「メディアルナ・デ・グラッサ /Medialuna de Grasa」(一個 $10 ≒¥80)と呼ばれる、細長いタイプもあって、こちらは全く甘くなく、むしろ塩気を感じます。
これらを総称して「ファクトゥーラ」、つまり 「菓子パン」と呼んでいるあたり、日本人がイメージする「そのまま食べても甘いパン=菓子パン」の方程式とは、少し違いますね。
ちなみに、ブエノスアイレスにはピザやパスタのお店が非常に多く、イタリアの食の香りが街中に漂っています。そのため、「ファクトゥーラ」もイタリアがルーツなのかな?…と思いきや、なんと元々はドイツ移民が持ち込んだものなのだとか!
確かに、ドイツといえば世界屈指のパン大国。そしてここアルゼンチンは、イタリア移民のみならず、ヨーロッパ移民の国。
イタリア、ドイツ…様々な国の「美味しいトコ」を取り入れたアルゼンチンの食文化に、改めて感心するのでした。
あや
【今回「Medialuna /メディアルナ」を購入したお店はコチラ】
コンフィテリア・デルガド/Confiteria Delgado
住所:Avenida Corrientes 4631,Buenos Aires,Argentina
HP:http://www.confiteriadelgado.com.ar/
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*世界一周の旅を経て、
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