中東に別れを告げて、次に目指すは…… “人類発祥の地 ”!
【day】195日目
【route】キンバリー→ケープタウン
前回の「旅の日記」に綴ったとおり、聖地・エルサレムでの郷土菓子の突撃取材に成功した私たちは・・・
・・・その勢いのままに、もっともっと中東を旅したいところですが、
以前、↓こちらの日記で綴ったとおり・・・
・・・その気持ちはぐっと抑えて、イスラエルとパレスチナを後にしました。
そして中東を離れ、次に向かったのは・・・
・・・アフリカ大陸!!
まずはイスラエルからエチオピアへと降り立ったわけですが、これまで以上に書き留めておきたいことが多すぎる、アフリカの旅……。
やはり、このままでは延々とこのブログも終わらない気がするので、エチオピア→ケニア→ウガンダ→ルワンダ→タンザニアと進めてきた旅の記録はすっ飛ばして、まずは南アフリカについて書いてしまおうと思います!
(飛ばしてしまった国々については、後々また改めてアップしていきます……)
その名のとおり、アフリカ大陸の最南端に位置する、南アフリカ共和国。カナダやジャマイカなどと同様に、イギリス連邦加盟国のひとつです。
「人類のゆりかご」とも言われる南アフリカは、アウストラロピテクスやホモ・ナレディと呼ばれる初期人類の化石などが発見されていることから、人類発祥の地と考えられています。
近現代の南アフリカを代表する人物といえばこの方、南アフリカ第8代大統領のネルソン・マンデラ氏。
ご存知、かつて南アフリカでは、白人と非白人(黒人やアジア系、カラードとよばれる混血の人々)とを隔離する「アパルトヘイト」という、人種差別的政策が存在していました。
マンデラ氏は反アパルトヘイト運動の旗手として活躍し、1994年に行われた全人種による初の総選挙で大統領に就任、その後、アパルトヘイトは撤廃されることとなりました。
とはいえ、白人と非白人との間での衝突は、未だあらゆる場面で表面化しているそうで……実際に私たちも滞在中は、特に白人と黒人との間で、その生活圏に大きな隔たりがあることを目の当たりにしました。
通貨は「アフリカ・ランド/R」で、私たちが到着した際のレートは、R1.00 ≒¥7.20。
公用語は、さすが世界有数の多民族国家……なんと以下の11言語です!
英語・アフリカーンス語・ズールー語・南ンデベレ語・北ソト語・ソト語・スワジ語・ツォンガ語・ツワナ語・ヴェンダ語・コサ語
・・・という基本情報を踏まえつつ、まず降り立ったのは、“アフリカ一の凶悪都市”とも呼ばれるヨハネスブルグ。
ヨハネスブルグからは、司法府が置かれている南アフリカの首都の一つブルームフォンテーン、19世紀後半にダイヤモンド・ラッシュで世界中に名を馳せたキンバリーと移動を続け・・・
(この間の旅路も色々ありすぎたので、また改めてアップしていきます……)
・・・そして、やって来ました、ケープタウン!
立法府が置かれている南アフリカの首都の一つにして、ヨハネスブルグに次ぐ、南アフリカを代表する都市です。
ケープタウンでの宿は、こちらの「グリーンポイント・ポート・ゲストハウス/Greenpoint Port Guesthouse」(一泊一室 R500 ≒¥3,600)。
部屋は清潔だし、なによりWi-Fiはヨーロッパ並みに絶好調で、さすがアフリカきっての観光地! これまでは、Wi-Fiはあっても通信速度がものすご〜く遅いのが当たり前だったので、その快適さにビックリです。
宿を出て、街を歩けば目に飛び込んで来るのが、ケープタウンの象徴「テーブル・マウンテン/Table Mountain」! 海抜1087mのこの岩盤の頂上は、その名のとおり、見事に真っ平ら。
そしてこの山の麓に広がる街は、洗練された港町! それはもう、横浜のみなとみらいにやって来た気分であります(笑
さらには、ここはお台場だよ、と言われたらおもわず納得してしまいそうな、巨大ショッピングモールまで!あふれ返るモノ・モノ・モノ…!!
日本では、モノに埋もれる東京暮らしにあれだけ嫌気が差していたのに、エチオピア〜南アフリカ間のみちのりは色んな意味で本当に過酷だったので……手の平返しで「モノがあるって最高!」と、大都会の空の下で叫ぶ私たちなのでした。
本当にヤワで情けないなぁと思いつつ、自分たちが普段置かれている環境を、客観的に、そして必然的に、振り返ることができるのも、旅の良さだなぁとしみじみ。
・・・そんなわけで、随分とたくさんの行程を飛ばしてしまったけど、アフリカ編、はじまりまーす!
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*世界一周の旅を経て、
お菓子ブランドをスタート!
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南アの中身楽しみにしています。