バスクで飛び込み取材! 今回の郷土菓子は「ガトー・バスク」♪
【day】88日目
【route】サン・セバスチャン
前回の「旅の日記」に綴ったとおり、スペインはサン・セバスチャンに滞在した私たち。
「世界一の美食の街」といわれるサン・セバスチャンで、たくさんのバスクの郷土菓子に出会うことができたわけですが、私たちが最も注目していたのは、やはり・・・
今や世界的な知名度を誇る「ガトー・バスク」!「Gateau Basque/ガトー・バスク」とはフランス語で、ここスペインでは「Pastel Vasco/パステル・バスコ」……つまり、“バスクのパイ” と呼ばれています。
「バスク」とはなんぞや?…は、↓こちらの記事で
【15カ国目】スペインに到着しました!
その名の通り、バスク生まれの、そしてバスクを代表する郷土菓子、ガトー・バスク。
せっかくバスク地方にやって来たからには、ぜひこのお菓子について取材してみたい!……という思いから、サン・セバスチャンの老舗パティスリー「オイアルツン/Oiartzun」を訪ねてみました。
そして例のごとく、自己紹介しつつ、「お菓子が作られている現場を見せてほしい! そしてできることなら、一緒に作らせてほしい!」…と、店員さんにアタック。
すると、う〜ん……と、やや渋い表情を浮かべつつも、彼女が差し出したのは、一枚の名刺。
「工房は別の場所にあるから、明日の朝、そこに直接電話してみて。シェフがOKを出せば、一緒に作らせてもらえるんじゃないかしら?」
おぉ! パティスリーの飛び込み取材は、この段階で断られることの方が圧倒的に多いのに、しかも伝統あるお店だというのに、とっても寛容な応対! これは期待できるかもしれない。
・・・でも、電話での取材交渉か、、、
しかもこの、なんともニュアンスの伝えにくいことを英語で……いや、ヘタするとスペイン語で説明しなければならないかもっていうのは、なかなかハードルが高いなぁ、、、
そんな不安をかき消すため、伝えたいことを英語とスペイン語でそれぞれ翻訳して、ノートにメモする妻・あや。そして翌朝、宿の方に電話を借りて、ドキドキしながらかけてみると・・・
「Welcome!!」
・・・と、拍子抜けするくらい、シェフからは気持ちの良い返答が!笑
これまでもそうだったのですが、パティスリーの飛び込み取材では、シェフと直接話しをするところまでこぎ着けさえすれば、必ずと言っていいほどOKをもらうことができました。
そして例外なく、「一緒に郷土菓子を作らせてほしい」とお願いをしたときに、こちらの本気度が伝わったという手応えを感じます。
学びたいなら手を動かしてなんぼだろう!…という職人の気質は、国境を越えても変わらないのかもしれません。
かくして、「オイアルツン」の工房を目指して、サン・セバスチャン郊外を行く私たち。旧市街の中心部から30分ほど歩くと・・・
住宅街の一画に佇む、工房を発見することができました!!
さてさて、この後どんな展開が待っていたかというと・・・
この土地で生まれたガトー・バスクを一緒に作らせてもらったことで、バスクの人々の “郷土愛” を肌で感じることのできた、今回の突撃取材。
この取材の詳細は近日中に、夫が誌面(SWEETS TRAVEL BOOK)にまとめますので、どうぞお楽しみに♪
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*世界一周の旅を経て、
お菓子ブランドをスタート!
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ガトー・バスクの突撃取材成功おめでとう!!本当に素晴らしいことです。文ちゃん万歳!!
太田さん、ありがとうございます〜♪
まさかガトー・バスクを現地で作れるとは思っていなかったので、感激でした!