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彼らにとって、昼の生活は、夜の○◯のイントロ…??


前回の「旅の日記」に綴ったとおり、ボブ・マーリーゆかりの地を巡る旅 in キングストンで、いかに音楽の価値が高い国かを思い知った私たちでしたが・・・

・・・さて今回は、そんなジャマイカの日常の風景 in キングストンをお届けしたいと思います。

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その前に、カンカン照りの良い天気なので、まずは宿でお洗濯(手洗い)。旅先でのこういう何気ない時間も、けっこう好きだったりします。

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さらに、エクアドルキューバでゲットしたポストカードで、家族や友だちにエアメールを投函。本当に届くか、とっても不安になるポストがたまりません。

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そしていざ、街歩きをスタートしたわけですが・・・

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・・・まぁなんていうか、正直あまりおもしろくはありません(笑

車社会なので歩行者にはあまりやさしくない街の構成で、建物はきわめて無機質で、どうにも風情が感じられないのが寂しいなぁ…という印象。

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買い物をするにしても、大通りに面した複合ショッピングセンターを利用するのがお決まりのようで、キングストン市内だけでもその数たるや半端じゃありません。まるで大型モールに飲み込まれた日本の地方都市みたい…。

ただ、上に載せた写真はあくまで「アップタウン」のものでして・・・

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・・・こんなカンジで、「ダウンタウン」はジャマイカの人々の温度が感じられるエリアです。ですが、前回の「旅の日記」でも触れたとおり、危険すぎるのでね……間違っても散歩なんてしないで下さい。


ちなみに、前々回の「旅の日記」で、とんでもタクシードライバー問題について書きましたが、彼だけではなく、全体的に人があまり穏やかではないというか、いつもせかせかしていて非常に短気だなぁ…という印象。

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旅行者が歩いていても、良くも悪くも多くの人は無関心といった様子。会話する機会があったとしても、「なんか怒ってるの?」…と思ってしまうほど攻撃的な話し方をするので、思わず身構えてしまうほど。

このあたりは、ゆったりとしたレゲエのイメージがどうしても先行しているので、多くの人が思い描いているジャマイカ像と、最もギャップがある点ではないでしょうか。まぁ、そもそもレゲエは反骨精神の中から生まれたものなので、血気盛んな方がレゲエらしいといえば、レゲエらしいけど、、、


いずれにせよ、良い意味での“レゲエの熱”みたいなものを感じられなかった、キングストンの昼下がり。そこかしこでレゲエは流れているのだけど、なんかこう、街全体に活力がないというか、のっぺらぼうというか…。


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・・・そんなことを思いながら宿に戻ると、隣の部屋に泊まっている日本人の若い男の子が、私たちにこう声をかけてくれました。
 

「今夜、パーティーいきません?」


ぱ、ぱ、ぱ、ぱーてー…とな!?

いわゆるパーリーピーポーとは、一定の距離を置いて生きてきた私たち。若者の突然のお誘いに、オジサンとオバサンは一瞬にして震え上がったのでした。

しかし、よくよく聞けば、ジャマイカでいう「パーティー」は、日本でいう「イベント」や「ライブ」のことを指しているらしい。生でレゲエを聴きたい、ダンスを見たいということであれば、パーティーに行けばよいというわけです。

ちなみにキングストンでは、ルーツ・レゲエダンスホール・レゲエダブロックステディなど、あらゆるジャンルのパーティーが毎晩のように、どこかしらで行われていて、それも屋外開催で入場料はナシ…というのが一般的なのだとか。

う〜ん、日本ではちょっと考えられないような環境ですね…!


・・・というわけで、今は亡きボブ・マーリーの足跡を追っただけで、レゲエを語っちゃいかんよね!…といった思いもあり、ありがたく若者に便乗することにした私たちなのでした。

出発したのは、パーティーが一番盛り上がるという夜中の12時。当然、真夜中の超危険なキングストンは歩けないので、会場まではタクシーで向かいます。

パーティーは、大小問わず街の至るところで開かれていて、そして夜中とは思えないほど人だらけ! しかも、車窓からでもそのハイテンションぶりはビシビシと伝わってきます。

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私たちが到着したのがこちらの会場。規模としてはとても小さいパーティーで、会場というより、もはや空き地を利用して勝手にやってます!…みたいな雰囲気(笑)。でも、逆にそれが妙に生々しさがあって、感動的なのでした。

ちなみに、なぜあえてここに来たかというと、日本人男性がセレクターとして出演していたから。ジャマイカにレゲエの武者修行にやって来る日本人はけっこういるみたいで、いやはや大した度胸だなぁ…と素直に感心。

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余談ですが、会場にある禁煙マークが、タバコではなくガンジャのフォルムというのもジャマイカらしい。そして誰もがこのマークを無視して、おかまいなしにスモークしてるのもジャマイカらしい(苦笑

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それにしても、昼間とは打って変わって、みんな本当に楽しそう。ジャマイカの人たちはあまり笑わないのかな?…と思っていたけど、ここではみんな、ずーっと笑顔。

それぞれが思い思いに楽しんでいるようにみえて、それでいて不思議な一体感もある……“レゲエの熱”が、確かにそこにはあったのでした。


・・・と、そんな生のレゲエに感動していたところに突然、けたたましいサイレンの音が…
 

パトカーがやって来た!!

しかも3〜4台で!?


え、え、え、なにか事件ですか…!? こんな夜中のキングストンで事件に巻き込まれるなんて、勘弁してくれーーー!


・・・と、怯えていたのだけど、なにやら笑顔でパーティー主催者と会話をして、一件落着のご様子…??

よくよく話しを聞いてみると、ジャマイカでは、オフィシャルの会場で開催されるパーティー以外にも、いわゆる“ゲリラ・ライブ”のようにアンオフィシャルなストリート・パーティーも多数あり、私たちが参加したパーティーがまさにそれだったのだとか!

ただ、警察が来たからといって大ゴトになるわけではなく、こういったストリート・パーティーは、基本的にはある程度見てみぬふりをされていて、とはいえ野放しにもできないので、適当なタイミングで今回のように中止勧告を受ける。

そして、ほとぼりが冷めた頃にまた同じ場所でストリート・パーティーが開かれ、また適当なときに中止勧告を受ける……の繰り返しなのだとか。

そんなわけで、大体のパーティーは夜中の3時頃まで続くそうですが、私たちの会場は1時過ぎで中止となったのでした。


う〜ん、なんて美しいプロレス……反って、この場面に遭遇できて良かった! カルチャーを無下に潰すことはしない、こういうグレーな対応、ステキだと思います。


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・・・振り返ってみれば、

昼のキングストンに、活力を感じられなかったのは当然。

だって彼らの本番は、夜のキングストンなのだから。

昼の生活なんて、夜のレゲエのイントロに過ぎないから。


・・・というのはたぶん言い過ぎだけど(笑)、ジャマイカでは、音楽は音楽の域を超えている……と、またしても思い知らされた、日常の風景 in キングストンなのでした。

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