アメリカはラスベガスに降り立った、旅するパティシエでございます
前回の「旅の日記」でお伝えしたとおり、まずは“世界で家族旅行”ということで、記念すべき1カ国目はアメリカとなりました。
“世界の郷土菓子を巡る旅”は南米に移動してからとなりますが、とはいえせっかくなので、ラスベガスのパティスリーでアメリカンスイーツも少しだけチェックしてまいりました♪
というのもこの街、「エムアンドエムズ/M&M'S」や「ハーシーズ/HERSHEY'S」などアメリカ生まれのお菓子メーカーの巨大店舗が軒を連ね、街がスイーツ・パラダイスの様相を呈していたのでした!
「エムアンドエムズ/M&M'S」inラスベガス
「ハーシーズ/HERSHEY'S」inラスベガス
そして興味深いことに気付いたのですが、その中でも特に「カップケーキ」を目にすることが非常に多いのです。
…しかしよく考えてみれば、それもそのはず。今では日本でも馴染みの深い「カップケーキ」は、元々はアメリカが発祥とされているのですね!
そんな背景もあって「カップケーキ」に注目して街を歩いていると、特に目を引くカップケーキ屋さんに出会いました。
その名も「スプリンクルス カップケークス/Sprinkles Cupcakes」。
ラスベガスでもとっても人気のカップケーキ専門店。驚くべきことに、わんちゃん用のカップケーキも販売していました(笑
購入して実際に味わってみると、さすが専門店というだけあって、かわいい見た目にも引けを取らない、なんとも洗練された味わい!
しっとりした生地は、それだけだと物足りないくらい甘さ控えめなのだけど、トップのアイシングでしっかりとした甘さをカバーしていました♪
う〜ん、このお店、今後も注目せざるを得ません。
さてさて、このアメリカの「カップケーキ」。歴史を紐解いていくと、とてもユニークなエピソードに出会うことができました。
お菓子を作る際には通常、材料を1g単位で細かく丁寧に計量することが、欠かせません。しかしアメリカでは昔から、計量カップでざっくりと量ってケーキを作ることが一般的だったそうで、「カップケーキ」の名前の由来もここからきているという説があるのだそう。
つまり「カップケーキ」は、アメリカの各家庭のママさんたちが、夕食後に効率よく焼きっぱなしで作ることができるスイーツということ…まさにアメリカらしい“合理性”を象徴するかのようなケーキなのですね〜。
その他にもアメリカには、ブラウニーやアップルパイなどといった、日本人にもよく知られている郷土菓子がたくさんあります。
ですが、広〜いこの国の郷土菓子を知るためには、半年ほどかけてアメリカ横断の旅をしなければ、なかなか本当の姿は見えてこないように思うのです。
そのため今回は、“アメリカの郷土菓子を巡る旅”はおあずけ。ただ、ラスベガスでつまみ食いしたこのワクワクをメモに留めて、また近い将来、アメリカ取材に臨みたいと思います!
あや
________________________
*世界一周の旅を経て、
お菓子ブランドをスタート!
Follow @traveling_pp