いよいよリマを散策しながら、郷土菓子さがし♪
旅するパティシエ、体調不良から完全復活!…ということで、早速ペルーの郷土菓子をリサーチの上、まずは“世界の郷土菓子”として綴っていきます。
ペルーはリマを歩いていると、ほんと~に沢山のスイーツに出会う…想像以上に!!
しかも、雑多なスナック菓子などではなく、「これが “ペルーのお菓子” だ!」…とまるで胸張っているかのように、丁寧にショーケースに並べられています。
そして、しばらく何軒か見たところで、ペルーならではのスイーツが段々と分かってきました♪
まずは、代表的なお菓子としては、「Crema Volteada/クレマ・ボルテアダ」という“ペルー風プリン”があります。
日本のように一人前ずつ作るのではなく、直径30センチ程のリング型で焼くスタイル。
見た目にも迫力があり、ちゃんとこんがりカラメルも敷いてあるのです。お店によっては、オーダーするとその場で1ピースずつカットしてくれます。
通常、プリンの基本材料は、卵・グラニュー糖・牛乳(生クリーム)です。
しかしペルーでは、お菓子に「コンデンスミルク」を使うことが主流だそうで、「クレマ・ボルテアダ」 にも、乳製品にあたる部分に「コンデンスミルク」と「エバミルク」の2つが使用されています。
ちなみに、「コンデンスミルク」も「エバミルク」も、牛乳を濃縮させたもの。そのため味わいは非常に濃厚で、それがそのまま「クレマ・ボルテアダ」の最大の特徴となっています。
重めにズッシリと焼いた大きな“リング状”のプリンは、まるで南米のパワフルさをそのままに表現しているようでした!
う〜む、プリンひとつ取っても、やはり郷土菓子の世界は奥深いのです。
あや
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*世界一周の旅を経て、
お菓子ブランドをスタート!
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