バス+飛行機でキトからガラパゴス諸島へ…節約アクセスの旅
前回の「旅の日記」では、ガラパゴス諸島に行くための準備 inキト…について綴りました。
今回は、それから3日後…キト→ガラパゴス諸島へのアクセスについて!
まずはキトのセントロ(旧市街)から、「マリスカル・スークレ国際空港/Aeropuerto Internacional Mariscal Sucre」へと向かい、そこから飛行機で、ガラパゴス諸島の「サン・クリストバル島空港/Aeropuerto “Isla San Cristobal"」へと飛び立ちます。
キトのセントロ(旧市街)→マリスカル・スークレ国際空港へは、タクシーだと所要約1時間で約US$30 ≒¥3,390。
しかし、今回のガラパゴス諸島ツアーに一人19万円を投じている私たちは、せめてここは節約しようと、2時間かかるけど公共バスの乗車にトライ。トータルUS$8.25 ≒¥932で、空港まで行けてしまうのです。
まずはサント・ドミンゴ広場から、 トロリーバス/TROLE BUS(一人US$0.25 ≒¥28)に乗車して、「ラ・“イ”/La “Y”」というターミナルを目指します。
う〜ん、雨が降ってきてしまったなぁ…と、空港までの道のりを心配していたら、なんと追い討ちをかけるように突如、トラブル発生…!
トロリーバスと停留所の間にできるブランクを埋めるために、車体から折りたたみ式の踏み台が出てくる仕組みになっているのだけど、この踏み台が停留所の壁にガッチリはまってしまい、なんとトロリーバスが身動きできなくなるという事態に!
なんでこの日に限って、そんな無駄な奇跡が、、、
さてどうやって対処するのだろうと思ったら、なんと乗客も巻き込んで、外からバスを揺らして引っ掛かりを外そうという、パワープレーを強行!
さらには、みんなで踏み台を消化器で叩いてみたり、蹴り上げてみたりと、もうそこはカオスとしか言いようのない状態に…。
車内の手すりを掴んで、中からバスを揺らそうとするチャレンジャーがいたので、早速それを真似る夫(笑)。 当然ですが、こんな方法では車体は揺れません…(苦笑)
はっ…!!
そうこうしている間に、気付けばトロリーバスの中は誰もいない…
私たちも外に出ると、なんとスタッフが、後ろから来たトロリーバスに乗り換えを促しているではないですか!…なるほど、我々の乗って来た車体はもうダメってことですね。
一体あの引っ掛かりからどうやって脱出するのか非常に気になるところだけど、時間がないのでサヨナラ……というわけで、トロリーバスを乗り換え、乗車率120%のすし詰め状態で再出発。
ここまでの区間は本当は所要40分程度なのに、結局このトラブルのおかげで1時間半ほどかかってしまいました。飛行機の時間に間に合うのか、ややドキドキ…。
ターミナル「ラ・“イ”/La “Y”」に到着し、トロリーバスからバスに乗り換え(ターミナル内での乗り換えは無料)、所要約10分でターミナル「リオ・コカ/Rio Coca」へ。
さらに今度はシャトルバス(一人US$8 ≒¥904)に乗り換え、1時間ほどかけてやっと…
「マリスカル・スークレ国際空港」に到着!
…結局、待ち時間も入れて約3時間もかかってしまったけど、なんとかAM10:15発・ガラパゴス諸島行きの便に間に合ったのでした。
う~ん、一人2,400円を浮かすのにこのハラハラ感…節約もなかなか大変なのです、、、
…というわけで、アビアンカ・エクアドル航空に乗って、いよいよ一路ガラパゴス諸島へ。
なお、キトからガラパゴス諸島への直行便はなく、グアヤキルというエクアドル最大の都市を経由します。
そして、約2時間半ほど行くと、突如大きな島が眼下に…
ついに、ガラパゴス諸島にたどり着きましたー!
標高2,850mの肌寒いキトから一気に、海抜0m近いトコロまでやって来たので、カメラレンズはこんなに曇ってしまいます。
・・・ちなみに、ガラパゴス諸島ではその独自の生態系を守るため、旅行者が上陸する際にはかなり厳しいチェックが待っていると聞いていました。
全身消毒スプレーでもまかれるのか…?
それとも荷物を全部広げて、持ち込みNGのモノは没収でもされてしまうのか…?
さてどんなもんだろうと、ドキドキしていたのですが・・・
着陸直後に、客室乗務員が座席上の荷物棚を開けて、消毒スプレーを吹きかけたり、
飛行機から降りた後は、乗客が消毒液の入った小さな箱に足を入れ、靴の裏を殺菌したり、
・・・というくらいのもので、むしろ「こんなんでいいの…?」と、こっちが不安になるくらいなのでした!
とにもかくにも無事、「サン・クリストバル島空港」に降り立った私たち。空港では、公認免許をもったガラパゴス諸島のガイド「ナチュラリスト」が出迎えてくれて、早速サン・クリストバル島の中心部へ。
それはもう、空港から一歩出たら雄大な自然が広がっているのだろう!…と思いきや、かなり建物が多く、ちょっとした郊外の街といった様相に驚き、、、
現在では約2.5万人もの人々暮らしているので、よく考えれば当然といえば当然なんですけどね。
サン・クリストバル島での宿は「ピーマンピロー・ガラパゴス/PIMAMPIRO GALAPAGOS」。
ツアーに組み込まれている宿なので、どんなトコロなのか詳細は把握していなかったのだけど、いやはや、こんなリゾートホテルに泊まれるのは何ヶ月ぶりでしょう…快適です。
・・・かくして、ガラパゴス諸島に初上陸した私たち。次回の「旅の日記」ではいよいよ、動物オンパレードと相成ります!
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*世界一周の旅を経て、
お菓子ブランドをスタート!
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