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「安全」はないとわかっていたけど、やっぱり「まさか自分が」なんだよね…

【day】96日目
【route】アヴィニョン→ストラスブール


前回の「旅の日記」に綴ったとおり、ゴッホゆかり地のサン・レミ・ド・プロヴァンスを訪ねることができた私たちは・・・

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アヴィニョンへと戻り、ついに南仏・プロヴァンス地方の旅も終わりを迎えました。


・・・そして、次なる目的地はというと、アルザス地方のストラスブール

「クグロフ/Kouglof」をはじめ、ドイツの影響も大きい独自の郷土菓子が存在するということで、プロヴァンス地方と同じくらい、訪ねることを楽しみにしていた地域の一つです。

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・・・というわけで、アヴィニョンの街に別れを告げ、「アヴィニョン中央駅/Gare D'Avignon Centre」から出発します。

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一気にストラスブールには向かわず、「アヴィニョンTGV駅/Gare d'Avignon TGV」(中央駅〜TGV駅間は所要約5分、片道一人 €1.60 ≒¥197)で、高速鉄道に乗り換え。

フランスの高速鉄道といえば、そう・・・

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・・・TGVです!! アヴィニョン→ストラスブールへの移動は、距離としては大阪→青森に行くようなものですが、この高速鉄道に乗れば、わずか5時間ほど(片道一人 €112 ≒¥13,800)で到着してしまいます。

これはうたた寝でもしてたら、あっという間に着いてしまうな〜と、余裕をぶっこいていたら・・・

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・・・なぜか、経由地であるリヨン駅で、乗客全員が降ろされることに…!!

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なにが起きたのかわからず戸惑っていると、このとおり、あっという間に無人のプラットフォームと化してしまいました…!

アナウンスはフランス語のため聴き取ることができず、困ってしまった私たちは、同じ列車に乗っていた人に事情を聞いてみることに。

すると・・・

「リヨン駅での爆弾テロの犯行予告声明が出ているらしい……早く構内から出た方がいい!」


・・・どっひゃ〜!!!!

ようやく状況の深刻さを理解した私たちは、警官の誘導に従いながら慌てて外へ!

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一歩駅の外に出ると、ご覧のとおりの人の山…! 構内への立ち入りは禁止となり、どうすればいいのかわからず、皆ただ立ち尽くすばかり。

これはもしかしたら、今日はリヨンで足止めかもなぁ…。足止めにしたって、駅が爆破されるような街にいるのも、身の危険を感じるよなぁ…。

さっきまで余裕ぶっこいていた車内から、あまりの突然の状況の変化に頭の中がついていけず、二人の間で「こんなときは、どうするべきか?」という話しは全く進みません。


2015年に起きたパリ同時多発テロ事件、そして2016年にベルギーで起きたブリュッセル連続テロ事件と、ヨーロッパは今や「安全」とは縁遠くなってしまった地域。

それは十分理解しているつもりではあったけど、こうやっていざ直面すると、何もできないどころか、何も考えられないのだなと、痛感することに、、、


しかし幸いなことに、30分もすると・・・

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・・・爆発物は確認されず、無事に運転再開!!

30分足らずの確認でGOサインが出るのも、それはそれで不安だったけど(苦笑)、結果としては何事もなく、久々に心からほっとしました、、、


ちなみにこれは、同乗者のとあるフランス人曰くですが・・・

「フランスではこの類いの足止めは、ここのところ日常茶飯事。また?…という感じで、もう慣れちゃったよ〜。あっはっは〜(笑)」

・・・とのこと。

確かに、私たちは終始ハラハラだったけど、けっこう笑顔でのんびりと避難している人たちも目に付いた。慣れの恐ろしさもそうだけど、報道されていない案件も含めれば、それほどまで日常化していたのかと思うと、ゾッとした。


ただ、私たちにとって今回の一件は、襟を正す、結果として大事な機会となりました。

いざというときは思考停止に陥るからこそ、緊急避難時の最低限の約束事は、前もって夫婦の間で決めておかなければならない、と。

……まぁ、いつ・どこで・なにが起きるかわからないわけで、あんまり考えすぎてもドツボにはまるから、バランスが難しいのだけども、、、

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すっかり目が覚めてしまった私たちがそんなことを話している内に、TGVは夜10時の「ストラスブール中央駅/Gare de Strasbourg」に到着。

足止めの一件でなんだかドッと疲れてしまったので、駅構内のバーガーキングでちゃちゃっと夕食を済ませ、すぐさま宿にチェックインして、この日は泥のように眠ったのでありました・・・

(今思い返せば場所は違えど、あんなことがあって駅で食事というのも、どうかしていたなぁ…。とはいえ、知らない街で夜中に繰り出すのも危険だけど…)

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・・・そして翌朝。昨晩チェックインしたのはこちらの宿、「モンテンポ・アパートホテル・ストラスブール/Montempô Apparthotel Strasbourg」です。

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“アパートホテル” ということでキッチンが付いてはいるけど、日本の簡易ビジネスホテルのような部屋。いずれにせよ、フランスで一泊一室 €40≒ ¥4,920で宿泊できるのは、とっても助かる…涙。

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そして街に繰り出すと、そこはプロヴァンス地方とは別世界! さすがアルザス地方…街並みといい、雰囲気といい、まるでドイツにやって来たかのような錯覚を覚えます。

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しかし、街中でやたらと目立つのは、重装備に身を固めた警官…というか、軍人さん…?? ネットで情報を集める限りは特に問題はなさそうだけど、ストラスブールも厳戒態勢なのだろうか、、、

もし万が一離ればなれになったら、そのときは、ホテルのロビーで集合だぞ!…と、改めて約束事を確認しつつ、郷土菓子を探しに歩き出した、二人なのでありました。

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\世界一周を終え、カフェをopen/



One thought on “テロに直面したそのとき、自分たちがどうなるかを思い知った、フランス縦断の鉄道旅

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