スペイン⇄フランスといえど、同じバスクの郷土菓子。果たして違いは…?
以前紹介した、“スペインのバスク” サン・セバスチャンで出会ったバスク地方の郷土菓子「Turron/トゥロン」。
※「トゥロン」の詳細は↓コチラ
*世界の郷土菓子* スペインの「Turron/トゥロン」
ここ“フランスのバスク” ビアリッツでも、「Touron/トゥーロン」と名を変えたそれに出会うことができました。
アーモンドに砂糖を加えペースト状にして、色や香りをつけた郷土菓子……という基本的な構成は、スペインの「トゥロン」と同じ。
ただ、スペインの「トゥロン」は、フランスでいう「Nougat/ヌガー」に近く、ハード系の仕上がりでしたが、フランスの「トゥーロン」は、柔らかい “半生” のものが一般的なようです。
また、これって観賞用?…と思うほど、ド派手な見た目のものが多いのも特徴的でした。写真はバスクの旗をモチーフにしたもの。
ちなみにこのお菓子、アーモンドをふんだんに使用しているため、一個 €3.70 ≒¥455ほどと、実はなかなか高級菓子なのです。
実際に食べてみての一番のインパクトは、その食感!
まるで粘土!?のような食感(食べたことないけど…笑)で、口いっぱいに、アーモンド特有の杏仁の強い香りが広がります。
中でも印象的だったのは、この「ピマン・デスペレット/Piment d'Espelette」味。
辛味が柔らかく、ほのかに甘みも感じられるバスク産の唐辛子が、「トゥーロン」の後味にピリッとしたアクセントを加えています。
・・・しかしながら、この贅沢な逸品……正直、私の舌にはなかなか慣れないお味、、、苦笑
でも、フランス人はこの「トゥーロン」を、キャラメルやキャンディ感覚で、手軽にパクパク食べるというのだから驚き!
「バスク」とひと口に言っても、同じ郷土菓子でさえ所変われば変化がある上に、やっぱり世界の味覚は様々なんだな〜ということを改めて体感した、郷土菓子との出会いなのでした。
あや
【今回「Touron/トゥーロン」を購入したお店はコチラ】
メゾン・パリエス/Maison PARIES
住所:1, place Bellevue, Biarritz, France
HP:http://www.paries.fr/
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*世界一周の旅を経て、
お菓子ブランドをスタート!
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いろいろあって面白いですね。