南米・チリの“ソウルドリンク”で、夏バテ解消!!
チリの夏。灼熱の太陽の下、サンティアゴの街を歩いていると、目に飛び込んで来るのは、大きな通りに約100mほどの間隔で並ぶスタンドカート。
しかも、そんなにもたくさんのスタンドカートがあるにも関わらず、どれも大なり小なり常に行列ができているから驚き。
列の先頭の人の手元をよく見てみれば、その手の中にはどうやらドリンクらしきものが。老若男女問わず、実に美味しそうに味わっています。
しかしよく見ると、そのドリンクのカップの下の方にはなにやら固形が沈んでいて、 “飲でんでいる”だけでなく、途中途中スプーンですくってそれを“食べている”ようなのです。
この不思議なドリンクの名前は、「Mote con huesillo/モテ・コン・ウエシージョ」。
ちょうど喉が渇いた頃に、私もトライ!
ちなみに料金は、
$700 ≒¥105(小)
$800 ≒¥120(中)
$900 ≒¥135(大)
$1800 ≒¥270(1ℓ)
1ℓって…(笑)
私は恐る恐る、まずは「小」から。
ごくごくごく・・・
味はピーチ! そして良く冷えていて、確かに渇いた喉を潤してくれます。…が、 かなり甘いので注意!
そしていよいよ、カップの下部に沈む固形にチャレンジです。
ひとつは、桃の果肉だということが判明。しかし、さらに底に沈むツブツブが何なのかは、見ただけではわからない、、、
もぐもぐもぐ・・・
なぜか全く味がしないのだけど……これはおそらく、コーン!?
う〜ん、なんとも不思議な組み合わせ…「冷製☆桃の缶詰&味のしない茹でたコーン」と言ったところでしょうか?
しかし、後でよくよく調べてみると、コーンだと思っていたものは「麦」だということが判明! 食感から舌触りまでコーンにそっくりなので、これはなかなかの驚きでした。
私たち日本人にはあまり馴染みのない、「桃」と「麦」の組み合わせではありますが、どちらもチリ中央部の地中海性気候に適したこの国の特産品で、チリの人々にとってはお馴染みの組み合わせなのだとか。
そして「モテ・コン・ウエシージョ」はドリンクとしてだけでなく、夏バテで食欲がないときなどにご飯の代わりに食べる人も多く、また、スタンドカートで購入するだけでなく、各家庭で手作りもされているのだそうです。
【作り方】
1. 一晩水に戻しておいた乾燥桃を、 砂糖水とシナモンで30分以上煮込む
2. 柔らかくなったら、その茹で汁とともに冷やしておく
3.「モテ/Mote」とよばれる麦を茹で、混ぜて完成!
ちょっと慣れないバランスの飲み物だったけど、 チリの “ソウルドリンク”で、長旅&暑さで疲れた身体にエナジーチャージできたのでした♪
あや
【今回「Mote con huesillo/モテ・コン・ウエシージョ」を購入したお店はコチラ】
※サンティアゴの街中にあるスタンドカートで購入できます!
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*世界一周の旅を経て、
お菓子ブランドをスタート!
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