南米・チリで飛び込み取材! 今回の郷土菓子は「カルソネス・ロトス」♪
前回の「旅の日記」に綴ったとおり、チリの首都・サンティアゴに滞在した私たち。
「現地で、現地の人々と、一緒に郷土菓子を作る」ために、サンティアゴ市内にあるパティスリーを周り、飛び込み取材を依頼するものの、例のごとくお断りの連続…。
調査のために購入した郷土菓子を抱えて、トボトボと宿泊先に戻る私たち、、、
そんな私たちに気付くや否や、
「お菓子が好きなの?」
「このお菓子の名前は知ってる?」
「そのお菓子のルーツは知ってる?」
・・・と、怒濤の質問攻めを展開する、宿のご主人。
聞けば、郷土菓子&歴史好きとのことで、私たちにとっては「まさにそれが知りたかった!」という情報を、このダンディーなおじさまが、懇切丁寧に教えてくれたのです!
話しを聞きつつ、頭をよぎる、パラグアイでの取材成功体験。
※そのときの記事は↓コチラ
2度目の突撃取材に成功! アスンシオンで郷土菓子作り♪
私たちが南米で宿泊してきた、いわゆる“家族経営”の宿はどこも、とにかくご主人がフレンドリー&ハートフル。そして、その国の歴史・文化についてこちらが興味を示すと、それはそれは驚くほど面倒をみてくれるというのが常でした。
そう、そして今回サンティアゴで宿泊している「ゲストハウス・メリー/Guest House Mery」も、THE 家族経営のお宿。これはトライしない手はない!…と、私たちの旅のコンセプトを伝えつつ、恐る恐るご主人に質問。
「あの〜…こちらのキッチンで、チリの郷土菓子を一緒に作ってもらえませんか…?」
「僕は作れないけど、妻にお願いしてみるよ! ついておいで!」
唐突なお願いにも関わらず、なんてアグレッシブなご主人……私たちは促されるままに、宿内にあるご家族のお部屋にお邪魔することに。そこでは、奥さん・おばあちゃん・息子さん・娘さんが、なんとも和やかな家族団らん中。
こちらとしては、そんなところに部外者が本当にすみません…という心境なのだけど、心優しきご主人はそれを察してか、敢えておかまいなしとばかりに「わざわざ日本からやって来た彼らに、郷土菓子を作ってあげてくれよ〜」と、トントン拍子に話しを進めてくれます。
あまりに唐突な話に、はじめはやや困惑していた奥さんも、「キミの作るスイーツは最高じゃないか」「キミが教えてくれたあの味を、彼らにも知ってもらいたいんだ」という、ご主人のベタ褒めの説得により、最終的には「アナタの頼みなら仕方ないわね♥」…といったカンジで、なんと私たちのために早速、翌日時間を作ってくれることに…!
「南米の人々は情熱的だ!」…なんてざっくり言われますが、50代夫婦のこのイチャイチャぶりというか、プロレスというか、とにかくその一連のやりとりをいざ目の当たりにすると、非常に納得感があります。そして素直に、ステキな夫婦だな〜と感心。
とにもかくにも、ご主人&奥さんのご厚意で、3度目の取材に成功!
そして、今回一緒に作らせて頂いたのは、「Calzones Rotos/カルソネス・ロトス」というチリの郷土菓子!
例のごとく、一緒に作らせてもらった様子を、チラ見せ。
郷土菓子を知るだけでなく、チリ・サンチャゴで暮らす家族の風景を垣間見れた、貴重な時間。
この取材の詳細は近日中に、夫が誌面(SWEETS TRAVEL BOOK)にまとめますので、どうぞお楽しみに♪
現地で郷土菓子を作らせてもらう際の反省点
● “家族経営”の宿でのコミュニケーション、大事!
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*世界一周の旅を経て、
お菓子ブランドをスタート!
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