アメリカ大陸→ユーラシア大陸へ……「世界の十字路」でトランジット
【day】72〜73日目
【route】オーチョ・リオス→キングストン→パナマシティ
前回の「旅の日記」に綴ったとおり、無事にジャマイカで郷土菓子作り&ジャマイカでヘアカットを終えた私たち。次なる目的地はいよいよ大陸を渡り、ヨーロッパはポルトガルへ!
・・・ですがその前に、トランジットのため正味2日ほど、中米・パナマに滞在。私たちにとっては、アメリカ大陸の旅の、最後の国となります。
「世界の十字路」とよばれ、世界中の船が行き交う要所として栄えてきた国・パナマ。
パナマといえばなんといっても、パナマ運河。
7万人以上の作業者が10年以上の歳月をかけ、1914年に開通したこの閘門式(こうもんしき)運河は、太平洋とカリブ海を結ぶ重要な役割を果たしてきました。
パラグアイの日本人移住者の方と出会ったときに、「日本から出発した2ヶ月の船旅で、パナマ運河を通り、アルゼンチン経由でパラグアイにやって来た」……というお話を聞かせてもらっていたので、自分たちは飛行機でスイスイと来てしまったとはいえ、やはり胸に去来するものがあります。
通貨は「USドル」。パナマは自国のお札がなく、名称のみを「バルボア」として、そのままUSドルが流通しています(硬貨はUSドルとパナマのものが両方、流通している)。
公用語は、スペイン語。
…という基本情報を踏まえつつ、いざパナマの首都・パナマシティ(シウダー・デ・パナマ)を目指します!
まずは、ジャマイカのオーチョ・リオスで、郷土菓子作りの取材に協力してくれた、宿のご夫婦に別れを告げ・・・
再び「ナッツフォード・エクスプレス/Knutsford Express」のバスに乗って、3時間ほどかけて首都・キングストンへと戻り・・・
キングストンの宿「アイシャ・ハウス/Aisha House」で一泊。とってもお世話になった、宿のオーナーで音楽&映像コーディネーターのユミさんともお別れしまして・・・
翌日、キングストン郊外にある「ノーマン・マンレー国際空港/Norman Manley International Airport」へ。いよいよジャマイカともお別れです…。
そして、アメリカはマイアミを経由して、飛行機で行くこと約8時間・・・
パナマの首都・パナマシティにある「トクメン国際空港(Aeropuerto Internacional de Tocumen)」に到着しました!
空港から中心地まではタクシーで約20分、パナマでの宿は「レジデンシアル・ラス・カナリアス/Residencial Las Canarias」(一泊一室US$25 ≒¥2,700)です。中南米のオンボロな安宿ともこれでお別れと思うと、少し寂し……くない(笑
さて、パナマシティの街の様子はというと・・・
ご存知、『パナマ文書』で世界を賑わせたタックス・ヘイブンの国とあって、高層ビルが林立するビジネス・ジャングルの新市街。
そしてそのすぐ近くには、まるでスペイン統治時代から時が止まったかのような佇まいの、世界遺産に登録された旧市街。
対照的な2つの顔を持つパナマシティは、一体どんな街なのでしょうか……それはまた、次回の「旅の日記」で綴っていきたいと思います。
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*世界一周の旅を経て、
お菓子ブランドをスタート!
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