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ヨーロッパの旅に別れを告げて、いざ、世界三大一神教の聖地へ!

【day】124〜125日目
【route】ロンドン→テルアビブ→エルサレム


前回の「旅の日記」に綴ったとおり、迷いながらも、中東へと向かうことを決めた私たち。イギリス・ロンドンから飛行機で、イスラエルを目指します!

中東はシナイ半島、地中海東岸に位置するイスラエル

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世界中に離散していた多くのユダヤ人が「自分たちの国をもつ」ことを目指し、彼らのルーツとされるパレスチナの地で、1948年に建国されました。


・・・しかし、「それはよかったね〜」で、終わらなかったのは、みなさんもご存知のとおり。

なんといってもイスラエルの “自称” 首都・エルサレムは、世界三大一神教の聖地

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ユダヤ教の人々にとっても・・・

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イスラム教の人々にとっても・・・

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キリスト教の人々にとっても・・・

・・・エルサレムが絶対的な聖地であることに変わりはなく、イスラエル建国よりもはるか昔から、二千年以上にもわたって、この地を守る、それぞれにとっての正義の戦いが、延々と繰り広げられています。


ちなみに、エルサレムを「イスラエルの “自称” 首都」と表現したのは実際に、国際連合をはじめとして多くの国家が、これを認めていないから。

パレスチナ自治政府もその領有を主張していることはもちろん、世界三大一神教の共通の聖地を、“ユダヤ人の国” として建国されたイスラエルの首都として国際社会が認めれば、そのとき一体、なにが起こるか・・・

・・・そんな、常に危ういバランスの中で存在し続けているのがエルサレムであり、延いては、イスラエルという国のもつ難しさに繋がっています。


そんな解決の糸口の見えない宗教的、政治的な問題を抱えるイスラエルですが、アメリカ政府からの累計で300億ドル以上ともいわれる援助もあって、経済は絶好調。

とっくに先進国の仲間入りを果たしているのはもちろん、数字上はもはや、日本よりも豊かな国に成長しています。

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通貨は「シェケル/NISで、私たちが到着した際のレートは、1 NIS ≒¥29

公用語は、ヘブライ語アラビア語


…という基本情報を踏まえつつ、いざ中東・イスラエルを目指します!

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出発は、イギリス・ロンドンは「ヒースロー空港/Heathrow Airport」から。


約7時間のフライトを経て・・・

 

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イスラエル第二の都市・テルアビブの「ベン・グリオン国際空港/Ben Gurion International Airport」に到着しました!……あぁ、本当に先進国なんだな〜と、降り立っただけでわかるくらい立派な空港。


・・・ちなみに、とにかく大変!ということで、なにかと話題になりがちな、イスラエルの出入国。

外国人は入国審査時に、長時間にわたって “尋問” されるとか、荷物を全部広げて一つ一つ説明を求められるとか、聞くだけでテンションが下がってしまうような情報もチラホラ、、、

そんなわけで、ドキドキしながら入国審査に臨んだ私たちでしたが、結果としては、拍子抜けするほどスム〜ズに通過できてしまいました。


確かに、イミグレーションにたどり着く前に、外国人とみるや否や、空港職員がわ〜っと近付いてきたのにはビックリしたし、“質問攻め” にはあったけど、でも決して “尋問" ではない(笑

その質問の内容も……

● イスラエルに来たのは初めて?
● 渡航の目的は?
● 何日いるの?
● どこに泊まるの?
● どこにいく予定?
● イスラエルに友人はいる?

……など、簡単な内容ばかり。


その後は、一般的な入国審査と特に変わらず、敢えて挙げるとすれば、発行してもらった入国カードにバーコードが付いていて、それをゲートにかざして通過、そして晴れて入国となる……という点くらい。

ちょっとしたことだけど、このあたりはさすがサイバーセキュリティ先進国だな〜と感心。


なお、これは有名は話ですが、イスラエルを対立国としている中東周辺諸国の査証があると、セキュリティチェックは当然かなり厳しくなるそうです。

逆もまた然りなので、イスラエルのイミグレーションで「スタンプなしでお願い」…と伝えると対応してくれるそうですが、私たちの今回の中東の旅はイスラエルだけなので、普通に押してもらいました。


・・・というわけで、ビクビクしていた入国を無事に果たし、早速、空港からエルサレムを目指すことに。

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鉄道やバスもあるのだけど、初めての土地で、しかもイスラエルで迷うのはリスクなので、シェルートという乗合いタクシー(一人64NIS ≒¥1,856)を利用することに。

本当なら2時間ほどで到着する道のりですが、渋滞のため、約3時間かかってようやく・・・

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・・・エルサレムに到着しました!! 路面電車が近代的で、なんかもう早速「聖地」のイメージと違う!笑

でも、流れている空気感や雰囲気はやっぱりどこか独特で、10年以上前に訪ねたヨルダンやシリアのことが思い出されます。

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エルサレムでの宿は、中心地である旧市街のすぐ近くの「ニュー・パーム・ホステル/NEW PALM HOSTEL」

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宿泊料金は、シャワー・トイレ共同で一泊一室 US$50 ≒¥5,400……これでも、バックパッカーの多い安宿なんですけどね……やはり物価は、日本並みと考えて覚悟した方がよさそうです、、、

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チェックインを済ませた私たちは早速、旧市街へと行ってみることに。上の写真の黒い線が城壁を表していて、この中がいわゆる旧市街といわれる場所です。

わずか1㎢に満たない区画ですが、この中でムスリム地区・キリスト教徒地区・ユダヤ教徒地区・アルメニア人地区4つに大別されているというのだから、一体どんな世界が広がっているのか想像もつきません!

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さて、旧市街の北西の城壁に位置する「ダマスカス門」から、いよいよ世界三大一神教の聖地へと足を踏み入れると・・・

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まるでタイムスリップしたかのように、城壁の外の「近代的」とは、全くかけ離れた世界に招かれました…!

この写真だとちょっとわかりにくいので、高い位置から眺めてみると・・・

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・・・こんな街並みが広がっています! 一見整然としているようにみえて、モスクあり、教会ありと、そこにはやはり混沌を見て取ることができます。

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街を歩けば、地区が分かれてるとはいえ、熱心なユダヤ教徒とムスリムの人々が頻繁にすれ違い、その度に思わずドキッとしてしまう、、、

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唐突ですが、街中ではフリーメイソンのマークらしきものを発見!? う〜ん、そうだった…確かフリーメイソンの本部は、イスラエルにあるという話しを聞いたことがあったな……


神秘的な世界で、やたらと想像力も働いて、それが故にただただ圧倒され、あっという間にエルサレムに呑まれていく私たちでしたが・・・

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街角でゲームに興じるおっちゃんたちが仲間に入れてくれて、ようやく冷静さを取り戻しました(笑


そうか、「聖地」にだって、ちゃんと「日常」があるんだよね。

それを実感したときにようやく肩の力が抜けて、なんだかイスラエルに到着する前から、アタマで旅しすぎていたなと反省するのでありました。

というわけで、リラックスして臨んだエルサレム旧市街の旅は(笑)、また次回お伝えします〜

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*世界一周の旅を経て、
お菓子ブランドをスタート!




One thought on “【 20カ国目】中東・イスラエルに到着しました!

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