雨だって歩きたくなる、ポルトガル第三の都市・コインブラ
【day】83日目
【route】リスボン→コインブラ
素朴で哀愁の漂う街がやたらと気に入ってしまい、気付けば1週間以上も滞在してしまったリスボン。
そんなリスボンにもいよいよ別れを告げて、お次はポルトガル第三の都市、コインブラを目指します!
地下鉄に乗り、リスボン中心部から北上して、まず向かったのは「ジャルディン・ズーロジコ駅/Jardim Zoologico」。
そして到着したのは、駅のすぐ近くにある、リスボン最大のバスターミナル「セッテ・リオス バスターミナル/Terminal Rodoviário de Sete Rios」。
ここから「レデ・エクスプレス/Rede expressos」社の、コインブラ行きのバス(片道一人 €14.50 ≒¥1,830)に乗車。
中南米の旅とは違って、悪路に悩まされることのない長距離バスに地味に感動しつつ、走ること約2時間半・・・
・・・やって来ました、コインブラ!!
1139年から1255年までは、ポルトガルの首都とされていたコインブラ。「政治」のリスボン、「商業」のポルトに対して、「文化」のコインブラといわれる、ポルトガル第三の都市です。
街の中心には、世界遺産にも登録されたヨーロッパ最古の大学のひとつ、コインブラ大学があり、そのためコインブラは昔から、学生の街として知られています。
そんなわけで街を歩いていると、こんな黒いマントに身を包んだ、コインブラ大学の学生さんたちをよく見かけます。
中学や高校ならわかるけど、大学にも制服があるなんて、そして学生さんがそれをちゃんと着用してるなんて……さすが700年以上の歴史がある大学なのです。
そんなコインブラでの宿は、こちらの「ゲストハウス インファンテ・ドン・エンリケ/Guest House Infante Dom Henrique」(一泊一室 €22.5 ≒¥2,835)。
相変わらず清潔で助かるけど、ヨーロッパでの安宿では、今度は寒さとの闘いです。ブルブル!
・・・で、なんでわざわざコインブラにやって来たの?…って話しですが、驚くことなかれ、なんとこの街には、日本の「金平糖」のルーツとなった郷土菓子があるのだそうです!
それだけでなく、コインブラを起点にテントゥガルやアヴェイロといった、ポルトガルを代表する郷土菓子が生まれた町にアクセスできるということで、ポルトガルのお菓子を探るには決してスルーできない町なのでありました。
・・・しかし、そこまで言っておきつつ、今回は郷土菓子の紹介は後回し!
だって・・・
・・・街並みがキュートすぎるのです…!
雨が降ったり止んだりでかなり天気には振り回されたけど、それでも歩きたくなるくらい、美しい町。なので今回は、かわいい街角スナップの回……と、させて頂きます。
リスボンの街並みも、もちろんステキだったけど、コインブラはまるで中世からずっと時が止まっているような、これぞヨーロッパの地方都市!…な雰囲気。
そして期待どおり、郷土菓子もずら〜り♪
これまた時間がいくらあっても足りなそうなくらい郷土菓子尽くしでしたが、詳しくはまた追って、「世界の郷土菓子」で記事にしていきたいと思います!
・・・というわけで、うっかりしてるとまた長いこと滞在してしまいそう……と、到着初日から危機感を覚えた、コインブラなのでありました。
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*世界一周の旅を経て、
お菓子ブランドをスタート!
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学生の町コインブラは素敵な町ですね。私も好きな所です。
さすが太田さん!すでに行かれていたのですね〜
本当にステキなところで、さらにポルトガルが好きになりました!