帰国の日。旅の終わりに、なにを思う
世界一周の旅に出る前から、
そのときは当然、どんな気持ちになるかなんて、
ただ、旅が進むにつれ、ふとその瞬間が頭をよぎる度に、
インドを発ってから、その後はタイ、ミャンマーと旅を続け・・・
・・・そして、ついに迎えた帰国の日。
自分たちに、どんな心境の変化があるのかを記憶しておきたくて、前夜から、何気ない瞬間をたくさん写真に収めた。
帰国前夜、ミャンマーはヤンゴンの屋台にて。
帰国当日、タイはバンコクのシャトルバスにて。
搭乗前、タイのスワンナプーム国際空港にて。
離陸前、バンコク→東京行きの機内にて。
・・・・・・あら、不思議。
どれだけの寂しさと切なさに襲われるかと思いきや、
いや、むしろ日本に戻ることに、ワクワクさえしている。
そしてそれは、二人とも同じ気持ちだった。
でもそれは、決して・・・
「おいしい日本食がいっぱい食べられる!」
「久々に温かいお湯を張った浴槽に浸かれる!」
「虫を気にせず、きれいな布団で眠れる!」
・・・といった類のものではなく(もちろん、
改めて、旅立ち前の気持ちを確認するために、出発当日の「
するとそこには、自分たちにとっての「旅」とは何なのかが、
旅することが大事なんじゃなくて、旅で得たコトが大事。
そしてそれを、自分の土俵の中でモノにしていくことは、
・・・そうなんだ、その想いは、今もまったく変わっていない。
変わったことといえば、今では「旅で得たコト」に、
今回の世界一周の旅で訪ねたのは、34カ国。
これまで訪ねた国も合わせれば、50カ国以上。
現地の人々と一緒に郷土菓子を作ったのは、20カ国。
旅の中で出合った郷土菓子は、500種類以上。
郷土菓子の収集家や研究家になりたいわけではないので、この「数字」
ただ、来る日も来る日も、「現地で、現地の人々と、
そしてなによりも、世界の郷土菓子を通じて生まれた、
それはきっと、その国や地域の姿の一端にすぎないけれど、
だからこそ、日本食を楽しむことでもなく、
不安がないと言ったら嘘になるけれど、それ以上に、これからの人生が、旅に出る前よりも楽しみになった。
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成田空港に到着。
時刻は朝の5時。
久しぶりに迎える、故郷での夜明け。
ただいま、日本。
・・・というわけで、「旅するパティシエ, 旅する本屋」、無事に帰国しました!
ここまで、私たちの「世界の郷土菓子を巡る旅」
世界の郷土菓子も、旅の日記も、書き切れなかったことが、
これから私たちが日本ではじめることも含めて、
今後ともどうぞ、よろしくお願い致します!
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*世界一周の旅を経て、
お菓子ブランドをスタート!
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仕事の合間の切れ切れの読者でしたが(すみません)
胸熱くなりますね
素晴らしい旅でした。それはこれからも続く・・
米田さん
ご無沙汰してます。
そして、ありがとうございます!!
口だけにならないよう、がんばります!
素晴らしい帰国のレポートでした。
太田さん、おかげさまです!