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行きたいトコロを、どんなルートでまわる??

旅するパティシエ, 旅する本屋 の「旅の準備のススメ」。ここまでは、「目標」「期間」を決めることついて綴ってきました。

【旅の準備】STEP.1 目標を決める
【旅の準備】STEP.2 期間を決める


STEP.3では、私たちなりの「ルート」の決め方について、書きたいと思います。

ときどき、好きなときに好きなタイミングで移動したいから、行き先を決めないという人います。ですが、仮でもいいので、大まかなルートは出発前に決めておいた方がよいと思います。

というのも世界には、行きあたりばったりで入国しようとしても、それが許されない国・地域がたくさんあります

それはごく一部の発展途上国の話しでしょ?…と思った方は要注意! いくら“世界最強パスポートのひとつ”といわれる日本国パスポートであっても、油断してると国境で門前払いを喰らいます。


例えば、ブラジル。

br100ブラジル(南米)
ビザ取得の際に必要な書類のひとつとして「預金残高証明書(目安として、最低25万円以上)金融機関の証明印を要します。(1ケ月以内に発給されたもの、日本語のもので可能)」…とあります。

あくまで2015年12月現在の情報ですが、つまり、とりあえず南米に行って、とりあえずブラジルに向かう…なんてことをやってると、残念ながら入国できない可能性が高いんですね。


このように先進国であってもこれくらいの条件はざらで、他にもより高いハードルを設けている国は盛りだくさんです。参考までに以下、決して隣国からフラっと訪ねても入国できない国の、有名どころを挙げておきました。
 

ru100ロシア(ヨーロッパ)
ロシア大使館、または領事館にビザを申請。その際には、受け入れ側(ロシア居住権を有する個人や、ロシア外務省からの旅行業許可証を有する旅行社)からの招待状が必要…。

 

bt100ブータン(アジア)
旅行会社とツアーの契約をしないと入国不可。また、国が旅行費用を決め、それを支払うことによりビザが発行されるが、その費用は1泊あたり約2~3万円で計算されるので、バックパッカーにとっては辛い…。

 

ir100イラン(中東)
ビザ申請にはイラン在住の家族・知り合いが必要、女性の単独旅行は取得できない可能性高いなど、ハードルが高い上に内容がころころ変わるので、結局は旅行会社のツアーに参加せざるを得ないパターン多し…。

 

sa100サウジアラビア(中東)
原則、イスラム教徒以外のビザ発給を認めることはなく、観光目的での入国は事実上不可…。

 

 

さらに、ビザだけの問題ではなく、最も注意すべきは「安全」についてです。

外務省の海外安全ホームページでは、以下のとおり各国・各地域の危険度をレベル分けして、渡航者の安全対策を促しています。

◯レベル1:十分注意してください。
◯レベル2:不要不急の渡航は止めてください。
◯レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)
◯レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)


そして以下が、一部地域だけでも「レベル4:退避勧告」に指定されている国です。

地域区分国名
ヨーロッパ ジョージア
中東    シリア・イラク・イエメン
アフリカアルジェリア・リビア・ニジェール・チャド・ナイジェリア・マリ・モーリタニア・西サハラ・中央アフリカ・南スーダン・ソマリア・コンゴ
アジアアフガニスタン・パキスタン・インド
(2015年12月現在)


以上を踏まえると、ちょっと夢のないことを言ってしまいますが、「世界を放浪」といっても、本当の意味で放浪できる人なんて、世界に一人もいないということなんですよね。

言い換えれば、どうしても「放浪」したければ、その前に世界平和を実現して、入国できない国・地域をなくさなければいけない、ということだと思います。


…と、またもや前置きが長くなりましたが、そういうわけで私たちは、出発前に一度しっかりと「旅のルート」を決めることをオススメします。

 

STEP.3 ルートを決める

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以前の記事にも書いたとおり、私たちには目標があって、それに向けて2016年1月から「世界の郷土菓子を巡る旅」に出発します。


というわけで、まずはパティシエである妻が、リサーチしたい郷土菓子のある国・地域を挙げていきました。具体的には、ブラジル・ポルトガル・南仏・UAE・インドなどなど。

その上で、郷土菓子とは別に、以前から訪ねたいと思っていた国・地域をそれぞれ挙げました。例えば、夫は昔から遺産・遺跡が大好きなので、短期間ではなかなか行くことのできない、ボリビアの「ウユニ塩湖」ベネズエラの「ギニア高地」エルサレムの「嘆きの壁」などなど。
 

ひと通り挙げ終わったら、私たちの旅行期間である半年以上〜1年未満で行ける範囲を精査。そして、以下のとおりルートが決まりました!

〈 旅するパティシエ, 旅する本屋の 旅のルート 〉

【 北米→中南米→ヨーロッパ→中東→アフリカ→アジア 】というルートで、33カ国を周る予定です。
 

さらっと書きましたが、「半年以上~1年未満で行ける範囲を精査」が、気が遠くなるほど大変な作業でした…汗

図書館から『地球の歩き方』を大量に借りてきて、「◯◯地域から◯◯地域までは、バスで◯時間」などといった情報をひたすら調べ、少しずつ日数を計算していくのです。

というのも、日本での「距離:時間」の関係は、特に中南米やアフリカではまったくもって当てはまりません。例えば、日本では東京⇄大阪間を3時間未満で移動できますが、同じ距離でも中南米やアフリカでは、ローカルバスで10〜20時間以上…というのがざらな世界です。

また、夫が中南米や中近東、アフリカなどをよく旅していた経験から、さまざまな外的要因トラブルで1日〜2日は予定がズレて当たり前…ということもよく理解していたので、なるべく余裕を持った移動日程を組むように注意も払いました。
 

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10年前に夫がペルーのアレキパを訪ねた際の様子。乗客が石をどかし、みんなでバスを進める

 

…というわけで、この「ルートを決める」という作業は、とにかくなるべく早く着手することをオススメします。

ビザや安全上の問題もそうですが、「世界一周 航空券」の購入を考えている人は、どのみち大陸間の移動日は決めておかなければ予約できません。日程変更自体は後々、無料で可能ではありますが、とはいえ旅行中にいちいち航空会社に問合せるのもストレスです。

そのためまずは一度、理想の旅のルートをしっかり組み立ててしまう方がよいと思います。


以上、長期旅行を検討されている方にとって、「旅のルート」を決める参考になれば幸いです!

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2 thoughts on “【旅の準備】STEP.3 ルートを決める

  1. こんにちは!

    Sonokoのインスタ見て、初めて知りました!

    いまはBJを去ってイギリス(ロンドン)におります。

    イギリスに来るときは声かけてね〜☆

    • しほさん、メッセージありがとうございます!

      お久しぶりすぎて、びっくりしました〜♪

      ロンドンでご活躍されていること、伺っております。

      旅の道中でお会いできること、楽しみにしていますね!

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