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ストラスブールの象徴に見惚れてたら、「旅立ちから100日目」は過ぎていた…

【day】97〜100日目
【route】ストラスブール


前回の「旅の日記」に綴ったとおり、プロヴァンス地方はアヴィニョンから、アルザス地方のストラスブールにやって来た私たち。

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フランス北東部、ドイツとの国境沿い位置するアルザス地方。フランスとドイツによる領有権を巡る争いの中にあって、双方から影響を受け、独自の文化が育まれてきた地域です。

フランス語とドイツ語、どちらの言語も入り交じった方言「アルザス語」を今なお話す人々がいるほどで、彼らは “アルザシアン” としての帰属意識も高いのだとか。

アルザス地域圏の首府である、ここストラスブールも、フランスにありながらどこかドイツの雰囲気を感じさせる街並みが広がっています。

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そのストラスブールの中心地となるのが、古代ローマ軍の駐屯地を起源とする旧市街。

「ストラスブールのグラン・ディル 」として、1988年にユネスコの世界文化遺産にも登録されたこの旧市街……なにがステキって、ジブリの世界を彷彿とさせる建物たちが、とにかく可愛すぎるのです!

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・・・というように、アルプス以北の北方ヨーロッパでよく見られる「ハーフティンバー様式」の街並みを楽しめます!

ちなみに、旧市街の中でも、この街並みが最もよく保存されている「プティット・フランス/Petite France」という地区が、特におすすめでございます。

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そして、そんな旧市街の中でも、ひと際目を引くのが「ノートルダム・ド・ストラスブール大聖堂/Cathédrale Notre Dame de Strasbourg」。通称、ストラスブール大聖堂です!

早速、大聖堂の近くまで行ってみよう!…ということで、旧市街をずんずんと歩き出します。

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ずんずん・・・

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ずんずん・・・

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・・・到着!!

・・・というか、で、でかい…!


下手くそなんで写真では伝わりにくいのですが、初めて間近で対面したときに受けた、その圧倒的存在感の衝撃たるや、かなりの感動でした!

著名人の言葉を借りれば、詩人 ヴィクトル・ユーゴーは「巨大で繊細な驚異」と評したとされていますが、ものすごく納得感のある表現だと、しみじみ。

250年以上もの歳月をかけて、1439年に完成したストラスブール大聖堂。その高さは142mで、1647年〜1874年まではなんと世界一の高層建築だったのだとか!

(2016年現在は、教会としては世界第6位の高さらしいです)

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横に回るとこのとおり、見事なゴシック様式が、私たちをさらに圧倒します。

ちなみに、12世紀にパリ近郊で誕生したゴシック様式は、ここストラスブールからドイツへと広がっていったということを知り、これまたあっさりと納得してしまう私たちでありました。

それにしても、繊細な装飾はまさに、息を呑む美しさ・・・

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外観をじっくり楽しんだ私たちは、もちろん大聖堂の中にも入っていくわけですが・・・

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この洗練された建築美をなんと表現すればいいのやら……自分たちのボキャブラリーの乏しさを恨みます、、、

これまでも、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂や、ドイツのケルン大聖堂など、世界に名だたる聖堂にお邪魔してきたけれど・・・

・・・なんと満場一致で(二人だけだけど)、このストラスブール大聖堂を、最も美しい聖堂に勝手に認定させて頂きました!

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さらにニクいのが、聖堂の中にある精巧な「天文時計」。高さは18m、世界最大の天文時計の一つとされています。

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グレゴリオ暦に従って、閏年(うるうどし)はもちろん、「イースター(復活祭)」の日も計算できるようにしてあるなど、もはや時計というより、複雑な計算機のような “からくり時計” ・・・

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・・・と、眺めているだけでも十分楽しい天文時計ですが、なんと、実際にその “からくり” が動くところも見ることができます。

ただし一日一回、時間も12:30と決められていて、さらには入場制限もあるので、午前中の早めの内にチケット(一人€2.00 ≒¥236)を購入しておかねばなりません。

私たちはゲットに成功し、それはそれは楽しみに参加したのですが・・・

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・・・天文時計の歴史の解説映像が約20分、さぁ、いよいよからくり時計が動き出した!…と思ったら、わずか4〜5分足らずで終了(笑)

しかも見た目としては、そこまで大きな仕掛けはないという……参加者全体の雰囲気としても、「あれ? 終わり?」という声が聴こえてきそうな、やや苦笑い状態で終了しました。

でも良かったのは、天文時計が動き出す前後1時間ほどは、聖堂内の観光客は全員外に出され、チケットを買った人のみが立ち入ることができるという点。

いつも多くの観光客でごった返しているので、静けさの漂う聖堂の中に居られるだけでも、参加する価値は十分あると思います。

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そして、もう一つおすすめしたいのが、ストラスブール大聖堂の展望台(一人 €5.00 ≒¥615)。

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なが〜い螺旋階段で高さ66mの展望台にたどり着くと、そこからは・・・

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こんな風に、ストラスブールの街並みを一望できるのです!

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上から見ると、「ハーフティンバー様式」の家々の個性的なフォルムがよくわかります。いやぁ、本当にジブリ映画に出てきそうな世界観だなぁ…。

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・・・というわけで、何につけてもその美しさに圧倒され続けたストラスブールでしたが、実はこの街の滞在中に私たちは、「旅立ちから100日目」を迎えていました。


こんなステキな街で記念すべき日を迎えられるなんて、シャレオツにもほどがあるだろって話だけど、なんと、100日目だということに気付いていなかった私たちは、何事もなかったかのようにスルー。

いや、スルーするどころか、よりによってこの旅で初の、夫婦別行動を取っていました(笑


ケンカしたとかではなく、必要性があってそうせざるを得なかったというのがまだ救いですが、100日目だと気付いていれば、乾杯のひとつでもしただろうに…。

もちろんこの日の夕食は、このとき連日のように通っていた、激安ケバブのお店(笑


まぁでも、妙に美しい街との、妙なコントラストが、結局は自分たちの旅らしくて良かったのかな…と、ここまで安全に来れたことへの感謝と共にしみじみと振り返る、ストラスブールの旅なのでした。

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One thought on “[世界遺産]ストラスブール大聖堂を絶賛していたら、大切なことをスルーしていた、100日目の旅人

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