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ラブリーすぎる街並みだけど…南米屈指の“犯罪都市”って本当?

【day】50~51日目
【route】ボゴタ


前回の「旅の日記」に綴ったとおり、コロンビアの首都・ボゴタに到着した私たち。

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ボゴタは元々、16世紀頃までアンデス地方に存在したとされるチブチャ族の都。インカやマヤにも劣らぬ高度な文明をもっていたとされるチブチャですが、特に金の採掘と装飾の技術に非常に長けていました。

そのため、大航海時代に西洋人を湧かせた黄金郷(エル・ドラード)伝説は、このチブチャ文明を根拠に生まれたものとされています。

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また、金だけでなく、エメラルドの産出国として知られるコロンビア。コロンビア産エメラルドはなんと、世界のエメラルド産出量の50%を占めているのだとか!

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それだけ鉱物資源が豊富なら、多くの国民はさぞかし経済的に豊かなのでしょう…と思いきや、コロンビアは世界でも有数の、貧富の格差が大きい国

20世紀に入ってからも長く続いた内戦、政情不安の影響は今も尾を引きずっていて、各地でゲリラが精力的に活動中。また、鉱物資源の豊富さ故に、マフィア勢力の台頭も許してきてしまった。

これにより、各地で麻薬汚染も拡大し、それに紐づく誘拐・殺人事件が頻発。

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そのため、南米で最も治安の悪い国のひとつに数えられ、首都・ボゴタも旅行者が比較的安心して歩ける地域は、ごく一部に限られています。

私たちが現地の方に聞いた情報によると、安全な地域はセントロ(旧市街)、その中でも特に「カンデラリア地区/ La Candelaria」というトコロ。

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旧市街は歴史地区として旅行者に人気が高いため、警備が厳重。さらに、その中にあるカンデラリア地区には大学があるため、学生街になっているのだそうです。

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なるほど、確かに街中のいたる所に警官が配備されています。でも、むき出しの機関銃に、口輪を付けた警察犬がデフォルト装備って…逆にコワい、、、
 

・・・しかし、そんなお国事情はウソなんじゃない?

…と、つい目を疑ってしまうほど、旧市街の街並みはメルヘンなのです!

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さらに、ウォールアートは、独創的なものばかり!

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カフェに入ろうものなら、おしゃれ空間ばかり!

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出会う人々も、フレンドリーで親切な方ばかり!

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また、旧市街には「黄金博物館/Museo del Oro」をはじめとする博物館や美術館が集中していて、いわゆる観光地としてはかなりクオリティの高い街だと思います。

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私たちのオススメは、「モンセラーテの丘/Cerro de Moserrate」。ここは、ボゴタのシンボルともいわれるスポットです。

なお、「丘」といっても、そもそもボゴタの標高が約2,600mなので、頂上まで行けば標高3,000m以上。安易に登れば酸欠に陥ること間違いなし。

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…というわけで、私たちはあっさり、ロープウェイ利用を選択。往復で一人 $17,000≒ ¥680。

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ちなみに、ロープウェイとは若干運行時間の異なる、ケーブルカーもあります。ダブルで交通機関を用意をしているとは……がっちり観光客の受け入れ態勢が整えられています。

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ロープウェイで登っていくこと約10分…

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頂上に着きましたー!

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そして、頂上からの眺めがコチラ! そう、モンセラーテの丘からは、ボゴタの街を一望できてしまうのです。

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それにしても、高層ビルがどれも不安になるくらい細いのが気になる。土地の問題なのでしょうか…。

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なお、モンセラーテの丘は単なるビューポイントではなく、頂上には「モンセラーテ・バシリカ教会堂」があります。

この教会の中央祭壇には「十字架にかけられたキリスト像」ではなく、「倒れたキリスト像」がまつられていて、これが世界的にも非常に珍しいのだとか。

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教会内は撮影禁止なので写真はナシ。「倒れたキリスト像」モチーフの看板を、参考までに。

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また、丘の周辺は「エンリケ・オラジャ・エレラ国立公園」という自然保護区域になっていて、珍しい植物や野鳥が見られます。

教会に自然保護区域・・・丘の上はきっと、厳かな雰囲気に満ち満ちていることでしょう…と思った方、そんなこともありません!

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激しい客引きを得意技とするおばちゃんたちが待ち受ける、かなり巨大な土産市場をしっかり併設(笑)

どんなに趣きがあるトコロでも、どこかで興醒めさせるのがやっぱり南米らしく、もはや私たちも「待ってました!」という心持ちになってきた次第です。
 

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・・・さて、“凶悪都市” “犯罪都市”とよばれるボゴタですが、何事もなく満喫することができた私たち。

正直、身の危険を感じることもなかったし、街の雰囲気も悪くはなかった。これは治安が改善されつつあるということなのか? 将又、私たちがラッキーなだけということなのか?

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とにもかくにも、よかったよかったと胸を撫で下ろして、旧市街の中心地「ボリーバル広場/Plaza de Bolivar」を歩いていると…

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なんと、私たちの目の前で、とある男が現行犯逮捕!!

一体なにをやらかしたのかはよくわかりませんでしたが、警察に取り押さえられても逃亡を試みて暴れたり、被害者が罵声を浴びせ続け、警官がそれを制止したりと、緊張感が漂う展開に…。

…と思いきや、人だかりはそれなりにできるものの、広場にいる多くの人は無関心…というよりも平常心。「こんなの日常茶飯事だぜ」ってことのなのでしょうか…。

現行犯逮捕の瞬間よりも、その雰囲気の方がゾッとしました。


・・・いずれにせよ、強く実感。

何事もなく満喫できたのは、私たちがラッキーなだけだ、ということを。

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私たちが見たボゴタは、本当にステキな街でした。

私たちが出会ったボゴタの人々は、本当にやさしい方ばかりでした。


・・・なので、変に危険情報を煽ることはしたくないけれど、今後訪ねる予定のある方は、これでもか!というほど細心の注意を払って旅することを、強く勧めます。

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…でも、好きです、ボゴタ。

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